池田町立池田中学校で「出前講座」を行いました
平成30年2月6日(火)池田中学校(平岡弘孝校長)の3年生2クラス70名に詩吟を聞いてもらえる機会を頂きました。当会の田尾良風さんと平岡校長とのご縁でお話が進み、国語〈稲見先生)の授業の一環として3年生が学んだ漢詩、和歌、俳句を題材に出前講座を行いました。
漢詩は李白の「黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る」、孟浩然の「春暁」、杜甫の「春望」を渋谷雅岳、川合壽岳が担当し、紀行文「奥の細道の一節よりより平泉」芭蕉、和歌「百首歌奉りし時」藤原定家、を近藤岳鶯が担当し、詩吟について、作者や時代背景について、また一茶、子規、碧悟道の俳句についても勉強しました。
生徒さんは一週間後には私立高校の試験が始まるという大事な時期でしたが、すでに勉強した詩ばかりだったので素読も全員真剣に声を出してくれました。私たちが吟じ始めると、初めて聞く詩吟に静かに耳を傾け、吟じ終わると盛大な拍手を送ってくれました。
中学校への出前講座は初めてでしたが、その真剣な態度に好感と感謝の気持ちを持ちました。将来社会に出てどこかで詩吟に出会った時に、この日の事を思い出してくれたら、興味を持ってくれたら、始めてくれたら、と思いを巡らしながら子供達に輝かしい「十五の春」が訪れることを祈りました。
真剣なまなざしで聞いていました。
十勝毎日新聞が大きく取り上げてくれました
池田中学校の平岡校長、椿原教頭、稲見先生、そして3年生の皆さん、ご協力ありがとうございました。またどこかでお目にかかる日を楽しみにしています。